「ネットマーケティング検定 」サーティファイを受けてみた(3)




【試験当日】

僕が試験を受けたのは2017年2月5日(日)。結構な人数の方がいらしてました。

 

私事ですが、前日の夜中に娘がインフルエンザで病院に運ばれて、超睡眠不足で挑みました。

 

書き取りで自分なりに要点をまとめたノートを電車の中で重点的に読みながら、試験会場の高田馬場にある富士大学に到着し、スタッフの誘導で自分の番号の席に座る。

 

休日なのでほとんどの方が私服。みんなどんな仕事をしているのかが気になりました。

 

試験の説明を受け、いざ80分一発勝負!

 

全40問、各問題は4択式。「この中から適切なものを選べ。」「不適切なものを選べ。」といった問題形式など。

 

4択式とはいえ、1択1択が長い文章もあるので、最低限の読解力は必要。よく読まないと、引っ掛け問題になってしまいます。

 

個人的に最も自信があった、あるマーケティング理論の問題が出た時の事なのですが、

 

問題:「この中から不適切なものを選べ。」

 

1択目、これは正しいな。

 

2択目、これも正しい。

 

3択目、はいはい、これも正しいよ。じゃ、4択目に決まりだな。

 

4択目、おい!これも正しいよ!

 

という具合でいきなり1問目でつまづき、汗がドバッと出ました。

 

さらに後半、公式テキストに明らかに載っていない知識の問題にぶち当たる。

 

(勘弁してくれ!)

 

と思いながらも落ち着いて慎重に答えを選びました。

 

試験の後、公式テキストに載っていない問題が出題された事に対して怒りがこみ上げてきましたが、冷静に考えて鎮火。

 

書籍『ネットマーケティング検定 過去問題』や、ネット上の模擬試験にも目を通していれば、もしかしたら気づけたのかも。

 

『ネットマーケティング検定 過去問題』価格:1,900円+税

単行本: 164ページ
出版社: ウイネット
発売日: 2017/04
商品パッケージの寸法: 26.1 x 18.2 x 1.5 cm

 

いや、そもそも”時流と共に変化するマーケティング自体がそういうものだ”ということを思い知らされました。



【試験結果】

合否の知らせは、約一ヶ月後だと会場スタッフの方に言われました。僕は合格認定書の大きさを勝手にA4サイズだと思い込んでいたので、角2封筒で届くのを待っていました。

 

一ヶ月近くになって、仕事帰りにポストを開ける日々が続く。そしてある日サーティファイから長3封書が届く。

 

(終わった。こんな小さいサイズの封筒は不合格通知に違いない……)

 

恐る恐る封を切ると、中に折り込まれた成績表とくっついた認定書が入っていました。

 

(良かった…!)

 

【感想】

この資格は(Web)ネットマーケティングをしていく上で関わってくるほとんどの知識が広く得られる印象を受けました。

 

どちらかと言うと一般企業やメーカーのWeb担当者さん向けだと感じました。

 

Web屋さんのディレクターorデザイナーの方が、レベルアップのために、KPIやKGIの事とかをもっと深く学習し、ゴリゴリのプランニング、コンサルをしていきたいと言う目標をお持ちの方は、WACAのウェブ解析士 認定講座 – 初級も良いかと思います。

 

かと言って、決してWeb屋さんにはこの検定試験がふさわしくないと言う訳ではありません。

 

僕自身、今回とても色々な知識を得てとても良かったと思います。

 

マーケティングの考え方だけではなく、Web屋の目線じゃない角度(Web制作会社への仕事の頼み方や選定方法など)の知識も学んだし、今まで自分に足りてなかった関連法規、情報セキュリティなどの各ポリシーも多く学べました。

 

そして、普段、クライアントさんとのやりとりの中で必要なマーケティングの基本意識・用語もしっかり学べます。

 

最後に、ネットマーケティングとかWebマーケティングとか言われていますが、それらは、ネットが普及し定着したこの時代における一種の手法であり、マーケティングの本質は今も昔も変わっていないということ。

 

これからWebに関するビジネス、この時代におけるマーケティングを始めようとしている方にとっては、安価で、そして良い学びの機会になるのではと思います。




「ネットマーケティング検定 」サーティファイを受けてみた(2)




【学習方法】

以下の条件のもとでの僕の学習法です。

  • Web制作・Webマーケティング経験者。
  • 学習できた期間は二ヶ月弱(実質1週間程度)。
  • 使用した教材はネットマーケティング検定 公式テキスト『インターネットマーケティング 基礎編』のみ。

 

仕事や家庭をお持ちの方は、集中して学習に励むのは大変だと思います。

 

二ヶ月弱でなるべく効率の良い学習法を紹介します。

 

(1)用語のリストアップ

一番大事です。まずは公式テキストを最後まで読みながら、途中意味の解らない用語が出てきたらリストアップをします。

 

例)
費用対効果 P96
eマーケットプレイス P49

 

IT用語、ビジネス用語は世界中に沢山ありますし、流行り廃りもあります。

 

個人差があると思いますが、Webマーケティングを初めて勉強する方にとっては、聞いたことはあるけど意味の知らない用語が必ず出てくる筈です。

 

ページをめくる度にいちいち足止めを食っていては今後の進みが悪いので、一読目で意味が頭に入ってこない用語をリストアップし、意味を全て調べて理解しておくと、後々スムーズに進められ、飲み込みやすくなると思います。




(2)過去問題

用語も覚えて再読したら、最後の方のページにある過去問題をやってみる。

 

ユーザー登録後に受けらる模擬試験も是非おすすめします。

 

さらに、経済的余裕があれば、前述の「ネットマーケティング検定 過去問題」にも目を通しておいた方が良いかと。

 

同じことを書きますが、1点でも稼ぎたいと思っている方はこの本も読んでおいた方が良いかも知れません。

 

一読した事により、もうど素人ではありません。少しプライドを持って臨まれる気持ちで挑んでみることがポイントです。

 

ここでの目的は、現状の自分のレベルを知る事なのです。

 

(3)時間の許す限り熟読

お仕事をされている業種によっては苦手な章が出てくる思います。

 

さらに、過去問題で間違えた箇所など、一読目で自分の苦手な部分が見えてくると思いますので、その部分の強化と、その他をおさらい感覚で読む。因みに僕は三読しました。

 

(4)書き取りをする

学生時代以来やってませんでしたが、自分なりに要点をまとめてノートに書きとるのはやっぱり効果的です。

 

僕は試験日、直前までこの書き取りノートだけを集中して読んでいました。

 

(5)もっと他の本を読む(時間がある人)

本資格公式テストに限らず、他の参考書や、ネットなどでググって自分なりにWebマーケティングを勉強するのも効果的です。

 

今後の為にも、多方向から理論を学べば、マーケティングってなに?と聞かれて、一言で「こういうものだよ」という答えが見つけられるかも知れません。

 

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「ネットマーケティング検定 」サーティファイを受けてみた(1)




 

 

上司に「Webマーケティングの資格を取ってみないか?」と言われ、持っておいて損はないかと思い、腰を上げました。

 

僕は現在Webディレクターをやっているので、名刺に取得した資格が入っていると、新規クライアントとの応対で話が進めやすく、都合がいい場合があるのではとも思いました。

 

【受けようと思った理由】

  • 転職活動時に多少は有利かもしれないから(するかわからないけど)
  • 今までの経験の腕試し(や、復習)。
  • クライアントワークのため。

 

経験値がものをいう世界なので、決して転職に有利とは言い切れないけど、資格を持って入ればアピールのきっかけにはなるだろうし、採用側からしても何に興味があったのか手っ取り早く把握しやすい筈です。

 

あと、Webマーケティングの知識をどれだけ知っているのか自分のレベルも知りたかった。

 

という事で、Webマーケティング系の資格は色々ありますが、サーティファイが主催している「ネットマーケティング検定 」を受けてみました。

 

サーティファイ Web利用・技術認定委員会主催 ネットマーケティング検定
https://www.sikaku.gr.jp/nm/

 

【選んだ理由】

  • 受験料金が5,800円とお高くはない。
  • 難易度はそこまで高くないと言われている。

 

上司に申請すれば会社が費用を負担してくれたんですが、資格は「自分の物」という意識が強かったので、金額もそこまで高くないし自己負担しました。

 

身銭を切った分、身も引き締まるし、さらに受かった時はなお嬉しいはず。

 

合格基準は70%以上正解すれば合格となります。全40問なので28問以上正解すれば受かる計算です。

 

自分は0からのスタートではないので、なんとか28問くらいいけるんじゃないかという自信もありました(これが過信というヤツでした)




【受講までの手順】

受験申し込みをするには、まずサーティファイのサイトでユーザー登録をします。

 

ユーザー登録後は「マイページ」が生成され、そこで受験申し込み→支払いまでをすんなりと完結できます(クレジットの場合)。

 

サーティファイのページに行くと、5問までの模擬試験が無料で誰でもネット上で受けられます。
http://www.certify-webtest.com/netmarketing/cfushiken.php?iid=002

さらにユーザー登録すると、20問の模擬試験がネット上で受けられるようになります。
http://www.certify-webtest.com/netmarketing/cfulogin.php?iid=002

 

なので、受験の申し込みをする前にまずは模擬試験を試してみて、「自分のレベルに合う合わない」「思ってた内容と違った」などを判断できます。

 

受験申込み締切りは個人の方は試験実施日の2週間前まで。試験実施日は毎年2月と8月の年2回あるようです。

 

【教材】

ネットマーケティング検定準拠書籍として2冊の本があります。
どちらの教材も強制的に購入させられるものではなく、本屋さんやAmazonでも簡単に手に入れることができます。

 

ネットマーケティング検定 公式テキスト『インターネットマーケティング 基礎編』価格:2,000円+税

単行本(ソフトカバー): 332ページ
出版社: インプレス; 第2版
発売日: 2015/8/24
商品パッケージの寸法: 21 x 14.8 x 2.2 cm

 

基本的にはこの公式テキストがもとに問題が出題されます。過去問題集も1回分収録。

 

ご自身によほどの勝機があるなら購入しないという選択肢もありますが、これからWebマーケティングを勉強し始める方、合格する自信がない方は購入して熟読するべきです。

 

縁起でもないですが、仮に不合格になったとしても、この本ではWebマーケティングに限らずWebビジネスの幅広い知識が身につけられますので、無駄にはなりません。

 

資格が欲しいのか、知識が欲しいのか、どちらも欲しいのかは人様々です。

 

公式サイトからでも購入できますが、僕はAmazonのキンドル版で購入。
ここで気を付けなければいけないのが、Amazonには第1版と第2版(改訂版)が存在します。第1版は内容が古い筈ですので、間違って購入しないように気をつけてください。

 

この公式テキストの詳しい感想はいずれ。

この公式テキストの感想はこちら

 

『ネットマーケティング検定 過去問題』価格:1,900円+税

単行本: 164ページ
出版社: ウイネット
発売日: 2017/04
商品パッケージの寸法: 26.1 x 18.2 x 1.5 cm

 

そのまんま。過去4回分の過去問題集です。

 

公式テキストと合わせると4,000円くらいになるので、僕は経済的な理由で購入しませんでした。

 

後の試験での感想でも書いてますが、1点でも稼ぎたいと思っている方は、こちらも読んでおいた方が良いかも知れません。

 

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