本屋で人類学のコーナーを物色していたら発見。これだから読書はやめられない。
インフォグラフィックとは、情報を視覚的に表したもので、今やグラフィックデザインには欠かせない表現方法の一つです。グラフなどがわかりやすい例ではないでしょうか。
当然Webデザインでも多く活用されており、データに動きをつけて可視化するD3.jsのようなJavaScriptライブラリも存在します。
この書物は、ビックバンから現代までに起きた出来事をインフォグラフィック化したもので、様々な分野の専門家の協力を経て、ほぼ一人のデザイナーが90点以上に及ぶインフォグラフィックをデザイン。
テーマは「人類誕生以前」「文明以前」「1900年くらいまで」「現代」と大きく4段階に分かれています。
時代が進むにつれ、ページ内で使われている色数が多くなり、デザインも今風に変化していくコンセプトが、読み進めるにあたりとても面白いと思いました。
「宇宙はいつ誕生したのか?」
に始まり、
「人類はどのように世界に広まったのか?」
「技術革命はいつ起きた?」
「古代文明は何を発明したのか?」
「どんなふうに音楽を買っている?」
「経済恐慌で失業するのは誰?」
「インターネットの地図」
「人類の未来」
といった興味深く学ぶべきところがあるデータ。
そして、ロンドンのデザイナー、ヴァレンチナ・デフィリッポによるテーマに沿った美しいデザインとアイデアも参考になりました。
インフォグラフィックで見る138億年の歴史:宇宙の始まりから現代世界まで