「断捨離」「ミニマリズム」という言葉が讃美されている昨今、それを否定しているかのように我が書斎では以前から使っている本棚から本が溢れてしまう状態になってしまいました。
妻からは、床に転がっている本は捨てるぞ!と言われ、D. A. ノーマンの「誰のためのデザイン? 増補・改訂版」が捨てられてはかなわないと思い、本棚を追加することにしました。
壁一面が本棚になっている書斎に憧れているので、大容量かつ、部屋の雰囲気を踏襲したものをAmazonや楽天、Google検索などで探してみました。
ニトリ(グレン BS18120WH)を購入
理想の本棚の条件は後述するとして、結果、ニトリの本棚グレンシリーズの一番大きいサイズ『BS18120WH』を一点購入。
サラ、アデルといったニトリの他の本棚に比べて、はっきりいってオーソドックスな本棚ですが、そのシンプルさと広々としているところが気に入りました。
理想の本棚の条件
妥協しなくてはいけない面もありましたが、理想の書棚を有する書斎作りのために、条件を絞ってみました。
大容量
仕事関連のビジネス書、小説、美術書、絵本、漫画など、あらゆる書物を所有しているし、雑貨などの小物も置くスペースとして大容量は絶対条件でした。そもそも本が溢れてしまっているので。
棚板の可変
前述のように、様々なタイプの書物を所有しているので、本の形状・サイズもまちまちです。
文庫、新書、上製本(ハードカバー)、大判など、それぞれのサイズによって収納しなければなりませんでした。
予算が1万円以内
妻との交渉に失敗。
自分のお小遣いから捻出することになり、苦しい資金調達となりました。
大容量な本棚ともなると、相場が10,000円〜50,000円くらいなものが多いので当初は戦意喪失しました。
扉がある
本の大敵はホコリと日差しとカビ。少しでも良い状態を保つためには扉に守られているのが理想。かっこいいし。
しかし、大容量で棚板可変できて予算が1万円以内だと、この条件は妥協しなければならないポイントに。
カラーはホワイト
大正〜昭和の作家の仕事部屋のような、夜、白熱電球が雰囲気を作るブラウン系の書斎に憧れていたのですが、残念ながら僕の部屋はフローリングがナチュラルオークで壁は真っ白で日当たりが良い。
部屋の雰囲気を踏襲したデザインにするためにも、視覚的に広く感じさせるためにも、壁と同じホワイトカラーを選択。
ニトリのグレンにした理由
購入条件をほぼ満たした
扉付きは妥協したけどそれ以外の購入条件を満たすことができました。
値段はギリギリ予算内の税込で9,990円。
申し分のない大容量、棚板の可変、カラーも希望通り。
また、ニトリが最寄駅にあるため実際に実物を下見することができました。
横幅120センチはなかなか圧倒的に感じ、27センチの奥行きは文庫本を前後2列収納可能な余裕あるスペース。
増設・カスタマイズしやすい
最終的に壁一面を本棚にする計画なのですが、壁に直に棚を取り付けてDIYする気力はない。
グレンはシンプルな本棚がゆえに、将来的に横並びに追加した際にミニマルな風景になることをイメージしています。
さらに、天井近くまで上置きできる別売のオプションもあるので、上下左右の増設が可能なところが嬉しい。
組み立てが単純
オーソドックスなデザインなので何より組み立てが単純。前述のように増設を計画しているので、一度組み立てを経験すれば次からは不安ではない。
組み立てる際のコツは後述します。
グレンについての様々な注意点
店舗で購入の場合は在庫に注意
今回ネット注文ではなく、最寄り駅そばのニトリの店舗で購入しました。
購入前、たまたま下見のためにニトリに寄った際、中型店舗の場合の在庫は基本的に1〜2点なのだと店員さんに教えてもらいました。
しかもグレンは引っ越しシーズンはすぐに売れ切れてしまうそうです。
店舗購入の際は在庫確認と取り置きをおすすめします。
非常に重いので持って帰れなかった
これは恥ずかしい話ですが、僕は当初配送料をケチって、店舗からこれを持って歩いて帰ろうとしていたのです。
購入後、店員さんに二束それぞれ取っ手をつけてもらい大きい方を片手で持ち上げた瞬間に諦めました。
超絶重い!
ニトリを出てすぐにタクシーを拾い自宅へ。
長辺がバンドルされている方は後部座席から助手席に斜め方向に積んでもらい、比較的小さい方はトランクへ。
1メーター400円だったのでニトリの配送サービス1,000円よりは安くすんで結果的によかったのですが、持って歩いて帰るのは無謀な試みだったことを痛感。。
棚板の枚数
ニトリのホームページ上の口コミで、
イメージ画像は追加の棚板入れてる事を分かりやすく記載してほしかったです。
という投稿がありましたが、可動できる棚板は合計16枚。真ん中の4枚は固定なので、現在はイメージ画像通り20箇所の棚ができます。
グレンの組み立てのコツ
組み立て時間はやり直しを含めておよそ90分。一人でのんびり組み立てました。
作業スペースの確保
組み立て終わってから90度に起こして完成ですので、最低でも長辺分(181センチ)以上は確保したい。
また、箱から全てのパーツを出し、同じ番号づつにまとめ、壁に立てかけておくと作業効率がとてもいいので、壁のまわりも片付けてからの方がいいです。
ダンボールは広げて床に敷く
パーツを全て出し終わったら、梱包していたダンボールを広げてその上で組み立てると床に傷がつきません。
組み立て後、設置場所への移動の際にも直前までダンボールに載せて移動させました。
やり直した点
普段から組み立て作業には慣れてないという言い訳のもと、2点ミスりました。
- 真ん中の固定棚の向きを間違え、次の工程で穴の位置が合わなかった。
- 真ん中の固定棚に向かって左側(90度立てると上段)のネジが仮締めのままだったために、真ん中の固定棚に向かって右側(90度立てると下段)をいくら本締めしても密着せず隙間が埋まらない。
後者は全て組み立て終わった後に原因がわかったため、ほぼやり直しに。
さいごに
今回はグレン BS18120WHをひとつだけ購入しましたが、今後は同じモデルをもう一点、さらに上置きを増設しようと考えています。
増設した際はこのブログに追記していきたいと思います。