本は年間に何十冊も何百冊も読んではいませんが、Webディレクターという職業柄のせいか、ディレクション、UX関連、デザイン、ライティング、チューニング、コミュニケーション、思考法など、気づいたら多岐にわたるジャンルの本に手をとりました。
その中から、今年2017年に出版され、読んでみた本をまとめてみました(順不同)。
Webディレクターが読んだ2017年出版された本
Webディレクションの新・標準ルール 現場の効率をアップする最新ワークフローとマネジメント
デザイナ同様、数年前に比べてWebディレクターの守備範囲が広がったように思えます。
しかし、もっとも心がけるエッセンスは昔から依然変わっていないようです。
重要なのはマネジメントとコミュニケーション。
この本ではWebディレクターが担うべき最新の標準ルールを知ることができ、もちろん基本的なことを知ることができます。
これからWebディレクターを志す人や、最近の動向を確かめる理由ですでにWebディレクターをやっている人が読んでも有用。
日本でも話題になった「デザイン思考」以外の考え「意味のイノベーション」の価値が紹介されています。
また、デザインの黎明期から、ヨーロッパを中心に近年のデザイン・デザイナーの定義についても触れており、ビジネスにおいてデザイン・デザイナーの重要性を知ることができます。
ディレクターになってから技術書を購入することはめっきり減りましたが、それでもWeb制作に携わる人間としてはWebサイトのパフォーマンス向上の知識を持ち合わすことは大事。
計測ツールの使用方法、JS、CSSのチューニングテクニックなど、Webサイトを幅広く網羅されている。
スタートアップの正しい解説に始まり、その本質が「逆説」や「反直観的」という言葉の中に隠されています。
ベンチャーと混同している人にとっても、スタートアップの正しい解説から始まるので、起業家でない人でも、著者が主張する素晴らしいスタートアップ思考への理解が深まると思います。
また、UXの考え方に近い、CS(カスタマーサクセス)の重要性についても言及されています。
ブレストなどによって導き出された多くの発想を整序して、問題解決に結びつけていくための手法、KJ法の本。
KJ法は、文化人類学者であり、著者の川喜田二郎のイニシャルから取られた世界中で活用されている。
新版ではないが、続・発想法にも続く。
未来の年表 人口減少日本でこれから起きること (講談社現代新書)
今、世界中が注目している日本の少子高齢化問題。
仕事上での提案やアイデア発想のネタ探しとして購入して読んだものの、あまりの深刻な状況に絶句した。
「自分も日本のためになにかをしなければならない」という気持ちのさせられた。
仕事で必要な「本当のコミュニケーション能力」はどう身につければいいのか?
番外編:Webディレクターが読んだ2016年後半〜に出版された本
今年2017年に読んだ本で、よく見たら2016年に出版されていた本です。
人工知能―――機械といかに向き合うか (Harvard Business Review)