多分この本を購入検討されている方は、サーティファイ主催のネットマーケティング検定の資格取得を目指している方が大半だと思います。
かくゆう僕もその一人でした。
ネットマーケティング検定についての過去記事:
「ネットマーケティング検定 」サーティファイを受けてみた(1)
「ネットマーケティング検定 」サーティファイを受けてみた(2)
「ネットマーケティング検定 」サーティファイを受けてみた(3)
以前の記事でも書きましたが、この本は公式サイトからでも購入できますが、僕はAmazonのキンドル版で購入しました。
その際に気を付けなければいけないのが、Amazonには第1版と第2版(改訂版)が存在する事。当然第1版は内容が古いと思いますので、間違って購入しないように気を付けてください。
単行本(ソフトカバー): 332ページ
出版社: インプレス; 第2版
発売日: 2015/8/24
商品パッケージの寸法: 21 x 14.8 x 2.2 cm
以下の様に全12章+付録の過去問題で構成されています。
第1章
インターネットマーケティングを行うにあたって
第2章
インターネット技術概論
第3章
総論〜インターネットマーケティングの個別手法〜
第4章
インターネットリサーチ
第5章
プロモーション(PR/ブランディング)
第6章
インターネット広告
第7章
インターネットを利用した販売
第8章
効果測定
第9章
外注管理
第10章
各種ポリシー
第11章
関連法規
第12章
インターネットとコンプライアンス、CSR
付録
過去問題
マーケティングの基本的な理論から、Webビジネスにおいて必要な知識が広く得られます。
全体的な内容として、ネット(Web)マーケティングの資格の教材だけあって、ちょこちょこWeb関連の話が出てきます。一般企業でいきなりWeb担当者を任せられた人より、ネットリテラシーを要するWeb制作経験者の人の方が吸収が早いかも知れません。
特に第2章だけはWeb制作経験者にとっては、資格取得を目指す上で最も有利な内容かなと思いました。ネットワーク・OSのの基本知識、言語・SEO・制作ワークローを大体知っている人ならば斜め読みでも大丈夫な気がします。
Web屋である僕が苦手意識を感じた章は「第10章の各種ポリシー」「第11章の関連法規」。しかし、ブログやSNSなどインターネット上での画像や動画、音楽などの扱いについて勉強になりました。物を売ったり広めたりというノウハウだけでなく、この辺の知識はWebビジネスに関わる人にとって知って置くべきことです。
「第9章の外注管理」に書かれていた内容は、Webディレクターの僕にとって為になる内容でした。Web屋の目線じゃない角度(Web制作会社への仕事の頼み方や選定方法など)の知識も学べます。
他の章はマーケティングの概念・理論・手法などで、Webマーケティングを継続していくための知識として楽しめました。
当然の事ながら、資格を取る為にはどの章もすっ飛ばす訳にはいきませんが、まず全章一読した後、興味がある章から順番に読み進めると良いと思います。
ネットマーケティングや、Webビジネスに必要なノウハウが幅広く網羅されているので、少しづつ苦手な章を無くしていくイメージで。
今回、サーティファイのネットマーケティング検定の資格を取得するために本書を購入しましたが、検定試験を終えた現在でも、この本のページはめくることがあります。
基本的なことが書いてあるので。